【ホームページ分析重要項目】滞在時間と直帰率について。SEOとの関連性は?

今回は、ホームページやネットショップの分析において重要な項目である滞在時間について。

滞在時間とはその名の通り、Webサイトに訪れた閲覧者がそのページに滞在した時間のことを指します。

この数値に着目すると、そのページが閲覧者にとって価値あるものになっているかどうかを推察することが可能です。

また、滞在時間は直帰率とどのように関係するのでしょうか?

直帰率についてはこちらの記事で解説しています!

この記事では、滞在時間と直帰率の関係や滞在時間がSEOに与える影響について解説します!

目次

滞在時間とは

滞在時間には「平均セッション時間」と「平均ページ滞在時間」があります。それぞれの意味の違いは以下の通りです。

  • 平均セッション時間 :セッション全体の滞在時間の平均
  • 平均ページ滞在時間 :ページごとの滞在時間の平均

したがって、滞在時間とはあるページに遷移してから、次のページに遷移するまでの時間ということです。

例えば、ページAを13時に閲覧し始め、13時30分にページBへ遷移した場合、ページAの滞在時間は30分になる。

したがってよく勘違いされがちなのは、ページAを閲覧した後、ブラウザを閉じたり、全く別のサイトに移動した場合。

この場合は、ページ遷移を行なっていないため、滞在時間は計測されず、滞在時間は0秒となります。

直帰率と滞在時間の関係

上記のように、滞在時間はページ遷移までにかかった時間を計測しているため、離脱したページ(閲覧者が最後に閲覧したページ)の滞在時間は計測されません。

これは、直帰率についても同様のことが言えます。

最初に訪れたページから他のどのページにも移動せず、ブラウザを閉じたり、別のサイトに移動した場合、直帰率100%&滞在時間0秒となってしまいます。

特にランディングページなど単一のページにおいては、どれだけクオリティーの高いサイトを作ったとしても、滞在時間が0秒となってしまいます。

これらのことから、滞在時間が短いことが必ずしもページのクオリティーが悪いとは限りません。

滞在時間とSEOの関係性

滞在時間が長いということは、それだけ閲覧者がページを読み込んでいると取れるため、閲覧者のニーズに応えた質の高いコンテンツだと読み取ることができるためSEOとの関係性が強そうですが、滞在時間はSEOに影響を及ぼすのでしょうか?

結論、現状は直接的に影響を与えないと言われています。

しかし、滞在時間のデータは質の高いコンテンツの認識において、活用しやすいものであると考えられるため、いつ検索エンジンの評価アルゴリズムに含まれてもおかしくないと言われています。

そのため、最優先事項ではなくとも、滞在時間のデータには注意を払い、ホームページやネットショップの運営を行うと良いでしょう。

ページが読まれていることを確かめる方法

クリック数を測定

これは、ホームページやネットショップ、ランディングページ内に設置したボタンやリンクのクリック数を測定するというもの。

例えば、ページの閲覧数が100回だった時、ページ内のある特定の場所に設置したボタンやリンクのクリック数が50だった場合、その場所まで読んだ閲覧者の割合は50%を超えることなどが推測できます。

これにより、ページ遷移のないランディングページのようなサイトでも閲覧者がどこまで読み進めたのかを推測することができます、

ページスクロールを測定

Googleのタグマネージャーを利用すると、記事がどこまで読まれたのかをページのスクロール測定で測定することが可能です。

ヒートマップの導入

ヒートマップとは、コンテンツのどこがよく読まれているか(熟読率)、どこまで読まれているか(読了率)、どこがクリックされているのか(クリック)、ユーザーのマウスの動き(マウスムーブ)などのデータを色の濃淡で表現した可視化グラフです。

引用:https://sitest.jp/blog/?p=15291

ヒートマップを使うことで、ユーザーがサイトのどこをどのくらい見ているか・どこをクリックしているかを視覚化し、分析することが可能です。詳しくはまた近いうちに記事にしようと思います。

まとめ

今回はホームページやネットショップの分析に役立つ「滞在時間」について解説しました。

滞在時間に着目することで、さまざまな推測を行うことが可能です。

しかしながら、上述の通り、滞在時間がどのように導出されているのかを知らずに利用してしまうと、少し的を外した分析になってしまいます。

滞在時間だけではなく、今回紹介したようなさまざまな手法を組み合わせることで、より質の高い分析を行いましょう!

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